昨年の秋頃、ひとりで某イベントをビデオ撮影していた時のこと。
予想以上にその会場が暗く(目視では問題無いレベルだが)、HMC45は常にゲインMAX状態で何とかというレベル。
で、当然用意していたハンディタイプのLEDライト(CN-126)を装着して撮ることに。
ティーダ LEDライト CN-126
http://p.tl/r1XY
このライト、安くて軽く、色に変なクセがある訳でもないので、そこそこ寄りが必要で今日の会場暗いかな?という時にはたいていカメラバッグに放り込んでいた。
ディフューザーも付いてるし、単三もSONY/Panasonicのバッテリーも使えるしで非常にコストパフォーマンスの高いライトだと思う。
ただ、このライトの弱点がひとつ。
それは(プラスチック製の)脚が弱い点。
『Z型』といえば分かりやすいだろうか。
角度調整をしやすくするため?に角度変換用のネジ部が2ヶ所あって、そのつくりのせいでカメラのシューにつけた時、ライトの自重で微妙にライトがグラグラする。
で、その撮影当日。
撮影を開始して1時間ほどイベント前のイメージカットを撮り、そろそろイベント本番が始まるという時、そのグラグラのせいか、微妙にライトが傾いているのが目についた。
写真も映像も傾いているのが人一倍嫌いなおれ。
光源自体が傾いている訳でもないし、パッと見は分からないレベルだけど、ハンディでカメラを構えた時にどうも気になって仕方がない。
撮影の合間にその傾きを直そうと、何度か手でライトを押していると、突然『バキッ』という音が。
そう、ライトの脚が根元から折れてしまった。
正直、かなり焦った。
周りに悟られないように平静を装い、イベント会場でテープや輪ゴムを借りてグルグル巻きにして固定を試みて撮影を再開。
なるべく急なパンなどを避けて上下左右に振らないように撮ってみるが、三脚から外してハンディにした時に再度落下しそうになり、もうそれ以上ライトに構っていられず、結局ライト無しのまま撮影を終えた。
結局、撮影自体が記録物だったので映像は特に問題なかったのだが、そのライトのことで凹みながら帰宅。
折れた部品をあらためて見た時、一瞬ライトごと捨ててやろうかと思ったが、そこは一休さんのごとく落ち着いてしばし考えてみる。
チーン。という音はしなかったが軽くひらめいた。
そう、ライト部分は問題なく使えているので、無駄な脚部分を捨ててしまって何とかライトをカメラに直付けできないものだろうか。
そしてネジを取り寄せ、ホームセンターを物色して苦手なDIYにトライ(電動ドリルなんて久しぶりに使った)。
ちなみに、上記にも書いた通り、ホントにこういう作業が苦手なので、一気にやらずに(出来ずに)思い出した時にチマチマと作業して放置、また思い出した時に作業して放置の繰り返し。
CN-126が使えない間は別のLEDライト(YN-160:これもCN-126と同じ形状の脚部分だが、こちらはCN-126ほど弱くない感じなので現在もそのまま使用中)を使用して撮影。
作業してからしばらく時間が経っているので記憶があいまいだが、今回使ったのは以下のネジ。
http://p.tl/4mSV
メス側はホームセンターで調達。
あとはライトの設計上、訳あってワッシャーが使えずボンドで補強。
そして完成したのがコチラ。
『ライト』のテプラは突っ込まないでください
あとは、直付けだと角度調整ができないので、以下のようなもので調整。
LPL ユニバーサルボールヘッド
ちなみに、上に書いたワッシャーの問題や実際にライトをバラす手順、どの位置にネジ用穴を開ければいいのかなど、めちゃくちゃ丁寧に写真付きで解説されているサイトがあるので、実際に作業をされる方は以下のサイトをご参考ください(別の方のサイトです)。
私も参考にさせていただきました(ありがとうございます!)。
『てーへんカメラマンの日々』
CN-126改造-1
CN-126改造-2