昨日、クルマで天六辺りを通る。
普段はいろんなことを思い出さないようになるべく避けているところだけれど、ちょっとルートを間違えて(←さすがオレ)何気なしに通ってしまった。
心のど真ん中にある記憶ではなく、もうほとんど忘れてしまいかけていた薄い記憶や、その時に横にいてくれた彼女の横顔が、流れる街の景色と共に蘇り、その記憶がまた少しずつ真ん中の部分へと近付いていく。
幻のようなふたりが過ごした時間、離れていく彼女の気持ち、その時の彼女の言葉、力ない自分、いくら手を伸ばしても届かない距離・・・。
ふと、自分の中のリミッターのようなものがかかり、気を逸らすためにFMを付けてみるがしばらくは何も入ってこない。
ものすごく、どうしようもなく彼女を愛していたんだと思う。と無理矢理過去形にして閉じ込める。
どこで何をしているのかはもう何も知らないけれど、きっと幸せに暮らしているんだろう。
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