10年ほど前、青い光を見ていた
彼女が遠くに去った後だった
病院の窓から差す光とぶら下がっていた点滴
出会ってからの時間のこと
全てがまるで嘘のように
全てがまるで幻のように
それでも僕の心には炎があった
暖かい光があった
ただ、それは赤い光じゃなくてどこまでも遠く手の届かない青い光だったけれど
届かない光 冷たい光
それでもやっぱり光だった
失うことのできない輝き
決して覚めることのない永遠の夢のような眩い光
今もまだ君のことを思い出す
マロは、マロはまだ元気かい?
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