最後の公園での横顔を思い出せず
ただ茫然ともう触れられぬ髪を見つめ
握った手に愛の無いことは知っていたのに
でもまた
そんなオレを一瞬でも気に留めてくれた彼女のことをまた想い
でもまた
その彼女とも別れがやってきて
優しかった彼女と冷たかった彼女と
せめて別れが自分の優しさなんだと言い聞かせ
ずっとずっと阿呆みたいに泣き続け
でもまた
ひとりでいることは結構、いやとても
好きなことができるからと強がってみても
時々歩きながら孤独死するんじゃないかというような自分がいて
密かに想いを寄せているであろう人にそれを告げてみようかとも思うが
夜の3時闇の中で『失恋 自殺』なんて検索したりして
昼の3時船の上で一度だけデートしてくれた人の横顔を突然思い出して
ああそういえば笑ってくれていたと無意味に安心したりして
29の春にもし戻れるならば
また君に会いに行こう
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