2011年12月9日金曜日

ストロボ修理~お約束の『自己責任で』では済まないような~

某日、バタバタと翌日の撮影のための準備をしていた時のこと。
ずっと前から放置されていたストロボのシンクロコードが目に入った。

そのシンクロコードは、ウチで使っている単体モノブロックストロボのひとつ(400Ws)のために買い直したケーブルで、昨年あたりからそのストロボがリモートのみしか発光しない(シンクロケーブル直付けで発光しない)状況になってしまっていた。
原因は、きっとケーブル端子の接点不良だろうと思い、メーカーから新しいケーブルを取り寄せてはいたものの、モノブロックを通年で定期的に使うわけではないのでテストをしないままずっと放置したままになっていたものだ。

で、この時期から2~3灯を組み合わせて撮影する機会が増えるので、そろそろちゃんと直しておこうと思い、撮影準備の合間につい手を出してしまった。
大掃除の合間に全然関係無いものを発見してハマッてしまうようなもので、これが結構大変なことに。

ケーブルの片方を露出計(ストボロメーター)に、片方をモノブロックに挿す。
反応無し。単純なケーブルの問題ではないことに気付き、まずこの時点でガックリorz。
ケーブルをあれこれと変えながら、モノブロックの端子あたりをグリグリと回すとごくまれに発光するポイントがあり、そのポイントをパーマセルテープで固定してみる。発光。
一瞬ホッとするものの、モノブロックの位置を少し動かして何度かテストすると、また発光しない状態に。

この状態が小1時間続き、明日の準備もあるしでちょっとイラッとなり、もうやめようと思いかけた頃にストロボ本体の隙間(排気口?)から接点部を覗いてみる。
すると、金属部らしきものが見えたのでそれをつついてみると、おっとプラプラしている。
原因はきっとコイツだ!!すぐに分解開始。

『自己責任』。
分解中に何度この言葉が頭を過ぎったか。
もちろん、電源は抜いて作業したものの、モノがモノだけに帯電した状態も大いに考えられる訳なんだけれど、いやしかしモヤモヤ感を払拭してやろうという気持ちには勝てず、作業継続。

結果。
接続端子の金属部が外れかけてストロボ内部でプラプラしており、しかし完全に外れてはいなかったために、一部ケーブル端子と外れかかった端子が触れるポイントのみ発光するという状態に陥っていたようで、その金属部を固定してやると見事復活。

このあたりは一流~三流ブランドの違いが思いっきり出た感じ。
安物め。

画像は作業中の1枚。

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